急に知らない番号からの着信って怖いですよね。
フリーダイアルからなら勧誘かなと想像つきますが、国際電話とかだと詐欺も多いので構えてしまいます。
先日、+295から始まる怪しい番号から着信があったので、その時のことをお話ししようと思います。
うっかり出てしまった時に聞こえた内容(私の体験談)
普段は知らない番号からの電話には出ないようにしているんですが、その時はうっかり出てしまったんです。
そしたら自動音声が聞こえてきて(女性の声)入国管理局からの~っていかにも怪しさ満載だったので即切りました。
あのまま自動音声を聞いていたらどうなったのかは分かりませんが、ろくなことにはならないと思います。
+29から始まる国際電話、入国管理局を装う詐欺電話について
最近、+29から始まる(+293、+294、+295、+296等)番号から、入国管理局を装った詐欺電話が増えているようです。
この電話は外国人を狙った詐欺である可能性が高く、間違って出てしまっても直ぐに切るようにして、絶対かけ直さないようにして下さい。
今般、出入国在留管理庁や地方出入国在留管理局などの職員を名乗る不審な電話に関する相談が多数寄せられています。
出入国在留管理庁及びその地方官署の職員が、電話で金銭を要求することは一切ありませんので、ご注意下さい。また、入管を名乗る不審な文書が届いた場合は、同文書に記載されている送付元の地方出入国在留管理官署の部署が実在するものか当庁HPにて確認し、必要に応じて当該官署(部署)に対し照会事実の有無をお問合せ願います。
引用元:出入国在留管理庁
+295はどこからの国際電話からなのか?
電話を切った後も気味が悪かったので、着信時に表示されていた国番号と思われる+295を調べてみたところ、+295という国番号は存在しませんでした。
つまり架空の国番号のようです。
+29の国番号も存在しなかったのですが、+29〇という、29から始まる3桁の国番号は存在していました。
290 |
セントヘレナ島 | |
---|---|---|
291 |
エリトリア | |
292 |
未割り当て | |
293 |
未割り当て | |
294 |
未割り当て | |
295 |
未割り当て | |
296 |
未割り当て | |
297 |
アルバ | 南米・オランダ領アンティル諸島 |
298 |
フェロー諸島 | ヨーロッパ・デンマーク領 |
299 |
グリーンランド | ヨーロッパ・デンマーク自治領 |
上記表の引用元:Wikipedia
存在しない国番号を、あたかも存在しているかのように装うには、発信者IDスプーフィング(Caller ID spoofing)という手法が考えられるとのこと。
「『発信者IDスプーフィング(Caller ID spoofing)』という手法により、偽の番号を表示させていると考えられる。『スプーフィング』とは『だます』という意味で、インターネットのセキュリティー用語で『なりすまし』を意味する。発信者は、スプーフィングソフトウェア等を使うことで、通話先のディスプレーに実際の発信地・発信番号とは異なる番号を表示することができる。
そしてこの手の詐欺電話は従来のアナログ的な方法ではなく、インターネットを介して音声を送受信する技術・VoIP(Voice over Internet Protocol)を利用していると見られる」
引用元:東洋経済
まとめ
知らない番号からの電話で自動音声が流れたら、それは典型的な詐欺です。
自動音声等で上手く誘導し、かけ直しさせる手法が多いですが、かけ直したら30秒毎に数百円程の通話料を請求されるので、絶対かけ直さないように!
かけ直さなくても、かかってきた電話の自動音声を聞いてるだけでも通話料を請求される場合もあるようので、とにかく出てしまっても即切る事。
詐欺グループが長々と国際電話を続けさせて、その高額な通話料の一部を海外の電話会社からキックバックとして受け取る仕組みです。
かかってきた番号はブロックしておきましょう。
とにかく怪しい番号からの着信は出ない、かけない、かけさせない(着信拒否)。
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